キラキラ

アラサーでこの歌を知らない人はいない!(と思っている)

 

aikoの名曲、キラキラがなんて名曲だと改めて思ったこの年始。

 

わたしと『キラキラ』の思い出を勝手に振り返る。

 

『キラキラ』は2005年8月3日発売。

色々と話題になったドラマ『がんばっていきまっしょい』でも流れていましたね。

 

当時中学生で、この年代ってジャニーズが出てるテレビは見ておけば次の日の話題に困らないみたいなとこあったなあ。

このドラマも同様で、うちの学校では男女ほぼ見ていて。

運動部はもれなく円陣して手を重ねて

「がんばってー いきまーっっっしょーい!!!」

やりましたね。

 

なんならその年の体育祭でもやりまくり。

 

この曲発売前からaikoにどハマりしていた私はカラオケで『ボーイフレンド』も『花火』も『カブトムシ』も『ロージー』も『初恋』も歌っていました。どれもほんといい曲で泣ける。

 

初めて聞いた時から「これは!!きた!!絶対すき!」と思っていた私ですが、私よりも熱い想いでこの曲にハマる人間が。

 

父です。

 

学生だから自分でチケット取るとかよくわからず、でもライブに行きたい一心で考えたのが、「家族をaikoファンにする作戦」

とりあえず父にターゲットを決めて、家で、車で爆音でCDかけてじわじわジャンキーに…そして成功。

『キラキラ』は発売すぐに音源を手に入れたようで自慢されました。

 

もう何度聞いただろう。カラオケに行って歌わない回はないし。

授業中たくさんの机やノートに歌詞を書いてきたし。

バンドでも友だち巻き込んで演奏したし。

ほんと歌詞とかもう私の一部かなってぐらい馴染んでる。

見なくても歌えるし、書けるし、何年経っても自信がある。

 

でもaikoもどんどんいっぱい曲出して、他のアーティストの曲も聞いて、それでも他の曲よりもダントツで聞いてるにしても、10年以上経ったら回数減ってくるよね…みたいな感じでした。

 

でも、今年カラオケで歌っててすごく歌詞が私の中に上書きするようにどんどん入ってきて、なんだろうなんだろう、想いが溢れてしまう、このうたががすきだ、すきだ、すきだー!!って。

たぶん一人だったら泣いてるんじゃないかっていうぐらいに。

それからもう『キラキラ』しか受け付けない。

ずっと聞いてる。

 

こんなに好きな曲に出会えたことが幸せすぎる。

なんで今まで気づかなかったんだろう。

 

そんな想いで今はね、幸せです。

 

 

 

 

 

少し「父とキラキラ」で。

父とはその夏に一緒に初aikoライブを果たします。

急に「チケット取ったぞ。行くぞ。」って。

その当時の父のNo.1ソングが『帽子と水着と水平線』で

ライブ始まって3曲目で、テンションおかしくなってたり。

そのライブでキラキラ聞いたなあって。いい思い出です。

3年後に2回目のaikoライブ。aikoの「みんな歌って〜!」で

超大声でキラキラの最後のサビを歌う父。

周りの席のお姉さん達が声に驚いて一斉に振り返ったなあ。

たしかこの時期の父はちょっと落ち込みぎみで、わたしはなんか機嫌悪いなあーぐらいにしか思ってなかったけども。

後から聞いて、実は大腸ガンの疑いで精密検査前だったらしく。

色々思い悩んでいたみたいで。

でもそんな父が心配事を忘れて楽しめたのがライブだったって。

しばらくたってから教えてくれたなあ。

このライブと次に行ったライブは父のアンケートにかける時間が長すぎて若干引いた。

でも横目で見て「ありがとう」みたいな事書いてて娘はちょっと涙目でした。

ライブに行くたびにまた好きな曲を見つけて、家に帰ってからその曲をかけて一緒にライブの振り返りしたり、大好きなお母さんに「この曲は今までの自分達のような歌詞だ」って力説して涙ぐんだり、私がライブDVD買う度に「一緒に見てやってもいいけど」みたいなめんどくさい誘い方してきたり。

私と父の良好な関係は、aikoのおかげだと思う。

 

そんな父がずっと言っていたこと。

「キラキラを兄の結婚式で歌いたい」

いつかやりたいねえと話していたこれが、できるかもしれないんだなあ。

この2月に兄の結婚式がある。

きっと兄はこの言葉覚えてないだろうし、

父も結局恥ずかしがってそんなつもりないだろうし。

(というかこれ言ってたの前の彼女だったけど笑)

でも、私はちょっとニヤニヤしてしまう。

父がやらんなら私が歌ってやろうかしら。

楽しい思い出で上書きしたらいいのに。

 

父の大好きな『キラキラ』で新しいすきが増えますように。